戸籍の附票について
2019/10/10
こんにちは。市川市の司法書士法人・土地家屋調査士わたなべ総合事務所です。
戸籍の附票とは、戸籍と一緒に管理されている記録で、当該戸籍に入っている人の住所移転の履歴を証明するものです。
住所の証明書といえば、一般的には住民票ですので、戸籍の附票を取得したことがない方も多いと思います。
戸籍の附票が役に立つのは、不動産や自動車の売却の際、名義人の住所を変更するような場合です。 引越しなどによって住所が変わっていると、記録されている名義人と今回売却する方が同一人物かどうか確認出来ません。同姓同名の方が名義人になりすますことも考えられます。そのため、住所も完全に一致させるため、住所が変わっている場合は移転の履歴を証明しなければなりません。
住民票には同一市町村内の移動や前住所は記載されますが、別の市町村へ何度か引越しをしているような場合には、それぞれの市町村に請求する必要があります。
そこで戸籍の附票の登場です。戸籍の附票は戸籍にくっついている記録なので、その戸籍に入っていた間の住所移転の履歴は全て記録されています。つまり、これまで本籍地を動かしていない方であれば、何度住所移転をしていても、自分の本籍地で戸籍の附票を取得するだけで、全ての住所移転履歴の証明が取得できることになります。
ただし、当該戸籍が除籍となった時点(全員死亡などにより除籍された時点)から5年で戸籍の附票は消去されます。(保存期間が5年のため)
現住所とのつながりを証明しなければならないような場合には、戸籍の附票というものがあることを知っておいていただければと思います。
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