登記することが出来る建物

登記することが出来る建物

建物として登記するためには、一般的に下記の3つの要件を満たしている必要があります。

これらの要件を満たさない場合は、登記をすることが出来ませんが、逆に言えば、要件を満たしていれば、登記することができます。

・外気分断性

屋根及び周壁又はこれらに類するものを有することが必要となります。
従って、例えば周壁を有しないガソリンスタンドのきのこ型の建造物等は、登記の対象とはなりません。

・定着性

建物は土地の定着物ですので、物理的に土地に固着し、永続的に定着している必要があります。
例えば物置の場合、基礎によって判別できます。
コンクリートブロックの上に設置された場合は容易に移動できるので、定着性があるとは言えず登記不可です。
コンクリートの基礎で固定されている場合は土地に定着し、容易に移動することができないので登記の対象です。

・用途性

その目的とする用途に供し得る状態にあるものでなければなりません。
例えば、土地家屋調査士の中では有名な案件ですが、鎌倉市にある「大船観音寺の観音像」と「高徳院の大仏」が挙げられます。
「大船観音寺の観音像」は内部に祭壇が設けられ、参拝者の着席が可能な施設や本堂としても利用されていることから、「建物」として認定されます。
逆に「高徳院の大仏」は内部に入ることは可能ですが、内部を利用する施設等が無い為、用途性を欠くことから「建物」としていません。

登記出来る建物として認められる場合には、不動産の表題登記を申請する義務がありますので、未登記の建物をお持ちの場合は、是非ご相談ください。